株式会社伊東造花が運営する葬式・家族葬のアイ・ホール伊東、メモリアルリビングさくら
2021.08.31 (Tue)

🌼納棺の儀とは?🌼

皆さん、こんにちは~!!

今回のテーマは、『納棺の儀とは』です!😌

 

納棺の儀は、故人様のご遺族や親しい間柄の方のみで執り行うため、あまり聞いたことがない、

経験がないという方も多いのではないでしょうか!

 

【納棺とは】

納棺は、お通夜の前までに故人様のお身体を清め、あの世への旅立ちに向けた支度を行い、

故人様をお棺に納める儀式のことをいいます。

大切な方を亡くしたご遺族が、故人様とお別れをするための大切な時間です😌

また、故人様を直接お世話できる最後のタイミングでもあります!

※納棺の儀は地域によって内容異なる場合があります

 

【納棺の流れ】

湯灌(ゆかん)

納棺の前、故人様を水で清める湯灌の儀式が行われます。

これは単に清潔にするというだけではなく、

故人様の生前の穢れ(けがれ)やこの世の煩悩を洗い落とすという意味もあります。

最近では湯灌を省略して、清拭で済ませる場合もあります。

 

死化粧

死化粧は現代ではエンゼルメイクなどとも呼ばれています。

地域の慣習にしたがって行われ、一般的に女性は薄く化粧を施し、男性も髭を剃って身なりを整えます。

女性の場合は生前に使っていた化粧品などを用いて行うこともあります。

単にお顔を美しく整えるだけではなく、死後刻々と生気を失い変化していく故人様のお顔を、

生前のお顔に近づけることで、ご遺族の心を慰める役割もあります。

 

【死装束を着せる】

納棺の儀を仏式で行う場合、浄土への旅の身支度として、死装束を着せます。

全身白の衣装で左前を合わせて着るもので、葬儀社が用意した衣装が一般的です。

ただし、宗派により異なるので注意が必要です。

また最近では、旅装束や神様の衣装ではなく、

スーツや和服など生前に故人が好きだった衣装を死装束とすることもあります。

死後硬直により実際に着せることが困難な場合など、死装束を身体の上から掛けるのみで済ませる場合もあります。

地域によっては「逆さごと」という風習により、身体の上から死装束を掛ける際、上下逆さにするところもあります。

 

 

【故人を棺に移動】

家族中心にみなさまの手で、故人様のお身体をお棺へと納めます。

 

【副葬品を納める】

副葬品とは、故人様と一緒に埋葬する品物のことです。

以前は、故人の地位を象徴するものなどが選ばれていましたが、今は故人に持たせてあげたいものや、

愛用していたもの、好きだったものなどを入れています。

副葬品の注意点

基本的には燃えるもノ】

副葬品として棺に納められるものは基本的に燃えるもののみです。

【燃えるものならば何でも良いわけではない】

たとえば水分を含んだもの、厚い書籍、硬質な木材製品は燃えにくいので避けましょう。

【有毒ガスや爆発にも注意】

またプラスチック製品など有毒ガスが発生する可能性があるもの、

密封された缶や瓶など爆発の危険性があるものは納められません。

プラスチック製品は、遺骨に付着してしまう可能性もありますので要注意です!

【遺骨に付着する色などにも注意】

色素の強い生花も遺骨に色が残る可能性があると言われていますので避けた方が無難です。

また、ペースメーカーなどは突然破裂する恐れがありますので事前に葬儀社に伝えておくようにしてください。

※地域や火葬場などによってルールが決まっている場合があるので、わからない場合は、葬儀社のスタッフにご確認ください。

 

最後に

納棺とは故人様とご遺族の皆様のお別れの場で必要な時間です。

今回ご紹介させて頂いた通りに、宗派や地域によって着せてあげるもの、お棺に納めていいものなどが決まっていますが、

最期に故人様が好きだったものや思い出に残っているものを納め、より印象に残るお葬式に出来るよう、

我々葬儀社スタッフも心からお手伝いさせて頂きます。

わからないことなどありましたら、お気軽に葬儀社のスタッフにお声掛け下さい!(^^ゞ