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A.「最近は新聞で”葬儀は斎場で行う時代に”とか書かれています。自宅では葬儀をしなくなったというのですが、どんなところなのか教えてください。(35歳女性)」
「斎場」というのは「葬儀を行う場所」という意味です。「葬儀会館」「葬儀式場」とか、あるいは横文字で「セレモニーホール」などと言われることもあります。
斎場には公営、寺院など宗教法人が経営するもの、葬儀社などの民間のものとあります。経営主体により使用料も異なります。
また、斎場により設備の内容が異なります。式場だけの使用である場合もありますし、親族が仮眠でき、中には浴室や簡易キッチンを備えたところもあります。また、葬儀後の会食ができる部屋を用意してあるところもあります。
サービスも違ってきます。場所貸しだけというところから、寝具、食器などの道具を貸し出すところ、一流ホテル並みのきめの細かい相談、サービスを含む必要な設備一切を備えたところ、といろいろです。
ご自宅で葬儀をするとなると、自宅の広い、狭いもありますが、遺族、特に女性の遺族に負担になるというので、最近は自宅ではなく斎場で、という動きになっていることは事実です。しかし同じ「斎場」と言っても、使用料、設備、使い勝手、サービス、といろいろ異なりますので、パンフレットを取り寄せる、実際に見学する、利用者の評判を聞く、などして確かめるといいでしょう。
「自宅からおくってあげたい」という人は、無理に斎場を利用する必要はありません。また、火葬場のことを「斎場」と呼ぶところもありますので要注意。